泣き虫の備忘録

等身大の日常をつづります

王子さまのように愛し、バラのように愛されたい話

お疲れ様です

ひなみです

 

hinami-log.hatenablog.com

hinami-log.hatenablog.com

 

前略、こういうことです。

早速ですが男性脳の方は恋愛対象に対し、気持ちが落ち着くタイミングが来るそうです。この現象のせいで「釣った魚にエサをやらない」人間が爆誕するのです。

話し合いの時に彼は言いました。「嫌いになったわけではなく、好きが落ち着いた。」「自分にとって彼女とは他の女性よりも少し箔がついた存在」「優先順位は友達と同列もしくはそれ以下」「趣味が最優先」

彼にとって恋愛とは人生の一部であり、プラスアルファであり、あってもなくても困らないもの、だそうです。(正直じゃあなんで口説いた?とは思います。なくていいならなぜあんなに欲しがるのだろう)

恋愛が人生のプラスアルファだという点は同感です。恋人がいるイコール幸せではないと思いますし、一人でも結構人生は楽しいです。

でもそれ、交際してる相手に対して抱いていい感情なんだね?と女性脳のわたしは驚きました。

大切な人って、大切にしなきゃいけないと思っていました。
幸せになってくれたらうれしいし、その要因が私だともっとうれしいと思いました。

でも、その感覚自体がすれ違っていたんだな~と。期待してしまっていたんだな、と。

 

だからわたしも彼氏は人生のプラスアルファだと考えるようにします。

あってもなくてもいいもの。友達のうちの一人。

この距離感でいいんだな~と思うと、すごく楽になった気がします。

恋人だから会わなきゃ、愛情表現をしなきゃ、とか考えなくていいんだな~と思いました。それはそれでやっぱり付き合っている意味みたいなのはよくわからないですが、今はお互いにとってそれが平和なのは確かです。
(私にとって友達は3か月に一回会えたら十分なので、そこに並べると年に4回程度しか会わない遠距離恋愛かな?って感じの交流頻度になるのですがまあそれは置いておいて)
世の中はこれを倦怠期と呼びますが、「恋愛感情は落ち着いたけど嫌いになったわけではない」ことからもっとポジティブに「友達期」とでも命名してくれればいいのにと思います。

 

私は元々HSP気質で人の感情や雰囲気で影響をうけやすいので、起伏の激しい彼の影響を受けずに過ごせている今が結構楽です。やっぱりわたしはぼっちが向いているのだとつくづく思い知らされます。

 

ただ、やっぱり今はよくても今後は不安です。

この人と長く一緒にいるべきなのか、そんな感情が湧いてきます。

彼の気分屋なところをわたしは受け止めきれるだろうか。

頑張ってまで一緒にいる必要はあるんだろうか。

いつか慣れるんだろうか。

またすれ違いが起きたら、「合わなかった」の一言で全て片づけられるのだろうか。

 

 


星の王子さま
私の好きな本です。王子さまは、自分の星に一つだけ咲いている、大事にしていたバラが、地球ではありふれた花だったことを知り、ショックをうけます。

「きみたちはきれいだけど、からっぽだ。」と、その子はつづける。「きみたちのために死ぬことなんてできない。もちろん、ぼくの花だって、ふつうにとおりすがったひとから見れば、きみたちとおんなじなんだとおもう。でも、あの子はいるだけで、きみたちぜんぶよりも、だいじなんだ。だって、ぼくが水をやったのは、あの子。だって、ぼくがガラスのおおいに入れたのは、あの子。だって、ぼくがついたてでまもったのは、あの子。だって、ぼくが毛虫をつぶしてやったのも(2、3びき、チョウチョにするためにのこしたけど)、あの子。だって、ぼくが、もんくとか、じまんとか、たまにだんまりだってきいてやったのは、あの子なんだ。だって、あの子はぼくのバラなんだもん。」

 

多分世の中には彼よりいい人はたくさんいます。それこそ星の数ほどいると思います。

でも、彼と過ごした時間や経験は、どれもかけがえのないものです。

バラに水をやり、棘に刺されたり、雨よけをしたり、そうやって一緒に乗り越えていくうちに、ただのバラがかけがえのないバラになっていくのだと思います。

 

わたしは「合わなかった」の一言で人間関係を切れる愛し方はしたくないし、

訪れる課題には、お互いがお互いのために思いやれる解決策を一緒に探していきたい。

そしていつか、ただのバラからかけがえのないバラになりたい。

・・・彼は気分屋なので正直難しいと思いますが(笑)

でも、「私」はそういう愛し方をしたい。

そう思います。